社用車の点検

社用車の日常点検で見るべき項目と修理の際の注意点

車の日常的な点検は、車両管理の中でも基本中の基本です。特に会社が所有する社用車においては、車両の不具合に気付かず事故につながってしまった場合、企業としての車両管理責任を問われることになります。業務に遅延が発生し、損害にもつながります。こうしたことを防ぐためにも、社用車の点検は毎日行いましょう。

社用車の日常点検ではどんなことを見るべきか

社用車の日常点検で必ず見るべき項目は、以下の通りです。

◆タイヤ

消耗品であるタイヤの点検は必ず行いましょう。空気圧は適切か、亀裂や損傷はないか、溝は浅くなってしまっていないかなど、細かく状態を確認しましょう。

◆ランプ類

ヘッドランプやウィンカー、テールランプ、社内など、すべてのランプが正常に点灯することを確認しましょう。合わせてランプの汚れも確認し、明かりが損なわれることのないようにしましょう。

◆ブレーキ回り

ブレーキ回りの不具合は事故につながる危険性が非常に高いので、入念に点検しましょう。フッドブレーキやパーキングブレーキ、エンジンブレーキが正常に作動することを確認するほか、ブレーキ液の量も見ておく必要があります。

◆燃料装置・冷却装置・潤滑装置

車両トラブルの中でもとくに多いのが、エンジンの不具合を原因とするものです。エンジンのかかり具合やエンジンオイルの量、冷却水の量、バッテリー液の量など、必ず確認をしましょう。

◆ワイパー・ウィンドウ・ミラー

ワイパーのブレードラバーは消耗品であるため、定期的な交換が必要です。ブレードラバーが劣化していると拭き残しが発生し、雨の日などは視界を損なう恐れがあります。ウィンドウやミラーが汚れていないかも合わせて確認しましょう。

上記は、車両の日常的な点検で見るべき項目の例です。業務用の特殊車両の場合、見るべき項目は異なります。社用車を安全に使うためには、車の販売元や整備業者に確認し、日常点検のチェックリストを作っておくことがおすすめです。

不具合がある場合は速やかに修理しましょう

車の不具合による事故の多くは、日常的な点検と整備により防ぐことが出来ます。もし点検で不具合が見つかった場合には、そのまま乗り続けず、速やかに修理しましょう。

冷却水の補充やタイヤの交換などは、業者でなくても対応できますが、パーツの破損や不具合がある場合は、業者による修理が必要です。専門的な知識を持たず修理を行ってしまうと、その後の事故につながることもあり得ます。

修理の際は、整備工場などに依頼するほか、特定のパーツに特化した専門業者に依頼するのもおすすめです。例えばラジエーターの不具合なら、こちらのような熱交換器の専門業者に依頼すると良いでしょう。専門業者に依頼するメリットは、特殊なパーツの修理にも速やかに対応してくれるという点です。特に運搬用の業務用車などは普通の乗用車とは仕様が異なり、特殊なパーツが多く使われているため、整備工場によっては修理に時間がかかることも多いです。業務用車のパーツの修理は、そのパーツの取り扱いに長けた専門業者への依頼が適切だと言えます。

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