トラックの停車場

DPFってどんなもの?知っておきたい【DPFの基礎知識】

ディーゼル車を所有し走行させる上で知っておくべきことの1つとして、「DPFとはどんなものなのか」が挙げられます。今回は、DPFについて最低限知っておきたい基礎知識をまとめました。これからディーゼル車に乗るかもしれないという方はもちろん、今現在ディーゼル車を所有・運用している方にとってもおさらいとして参考になると思います。ぜひご覧ください。

・DPFとは?

ディーゼル車を走行させると、炭素などを含んだ黒いガスが発生します。このガスに含まれる細かい粒子上の物質を「PM」と言います。PMが排気ガスとしてそのまま排出されないよう、フィルターとしてPMを集める役割を担うのが「DPF」です。

DPFは、PMを集めるだけでなく、集めたPMを再燃焼させて処理する働きも果たします。DPFは排気ガス中に含まれる有害物質を減らすだけでなく、ディーゼル車を正常に稼働させる上で非常に重要な装置です。

しかしながら、DPFは全てのPMを完全に再燃焼させて消滅させることができるわけではありません。PMは、様々な粒子状物質の集合体です。PMを構成する物質の中には、再燃焼しにくいものや、再燃焼しても性質を変えて残るものもあります。また、DPFがPMを再燃焼させるためには、一般的に30分以上エンジンを稼働させる必要があります。短時間走行しエンジンを止めるというような運転をくり返すと、PMの再燃焼が行われず、粒子物質の一部がDPFにどんどん蓄積していってしまいます。

・DPFに粒子物質が蓄積するとどうなる?

上記でもお伝えした通り、DPFはフィルターの役割を担うものです。粒子物質が蓄積すると、DPFは目詰まりを起こしてしまいます。その結果、PMを処理する能力が下がり、エンジンのトラブルが起こりやすい状態になります。さらに、燃費も格段に悪くなってしまいます。

・DPFを洗浄することでメンテナンス頻度を減らすことができ、燃費が良くなります

DPFの目詰まりを防ぐためには、蓄積した粒子物質を取り除く必要があります。しかしながら、DPFの徹底的な洗浄は、車検などの整備の際には一般的に行われません。DPFの汚れをしっかりと取り除くには、特別な整備機器を用いた洗浄が必要となります。

このような整備機器の1つとして、「ディーゼルプロ」という非常に高性能なものがあるので、ご紹介します。エンジン内部を徹底的に洗浄するこの整備機器は、運送会社など様々な企業で導入されています。DPFの洗浄を定期的に行うことにより、エンジンのトラブル頻度を減らすことができるのがディーゼルプロの特徴の1つです。「車を使えないと困る」「車の稼働を止めたくない」という物流関連企業などにとっては、大変メリットの多い整備機器であると言えます。DPFを徹底洗浄できる「ディーゼルプロ」については、サンオータス社(http://advantage-e.jp/dieselpro/dieselpro.html)で詳しく説明されています。

DPFの不調は、燃費を悪くしエンジントラブルのリスクを高めてしまいます。さらに、排気ガス中の有害物質も増えるので、環境にも悪影響です。ディーゼル車を走行させるなら、ぜひDPFの洗浄は定期的に行いたいですね。

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